食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

2004-06-12から1日間の記事一覧

子どもが果物や野菜を嫌がったらもう二度と出さないのがいい

間違い 子どもに新しい食べ物を与える時は、食べさせる前に何度か見せた方がいい。子どもにはできるだけ新しい(種類の違う)食べ物を与えよう。子どもが嫌がったら数日後にまた試してみよう。野菜や果物は子どもにとっても重要な食品である。子どもが特定の…

冷たい水を飲むとカロリーを消費するので痩せられる

間違い 冷たい水を飲むのと室温の水を飲むのとは同じカロリーしか消費しない。痩せたかったらライフスタイルを見直すべき。 健康的なバランスのよい食事をして、つまりたくさんの果物や野菜を食べ、デンプン質の食品を主体にして砂糖や脂肪を減らし、もっと…

肉の脂肪にレモンジュースを振りかけると脂肪が溶ける

間違い レモンジュースはビタミンCを摂るのにはいいが脂肪を分解したりはしない。 脂肪を除きたいなら脂肪分の少ない肉を買うか脂肪を切り取るのがいい。

朝食を抜いてもいい

間違い 朝食は重要である。 寝ている間は断食している(fasting)のだから、起きたら断食をやめる(break)ことが必要。 朝食を抜く人は必要なエネルギーを一日の後半で取り戻しているが、ビタミンやミネラルが不足しがち。

甘いお菓子はビタミン豊富

間違い 甘いお菓子は砂糖を大量に含み、ビタミンやミネラルは少ない。 食間にいつもお菓子を食べるのは虫歯の原因になる。ビタミンやミネラル豊富なおやつには、お菓子の代わりに果物を食べるといい。

アボカドは健康によくない

間違い アボカドは単価不飽和脂肪を含み、血中コレステロール量にいい影響がある。健康的な食事のためには飽和脂肪を減らして不飽和脂肪を増やすのがよく、そういう意味ではアボカドはいい。一日5ポーションの果物や野菜を食べることを勧めているが、アボカ…

肉の赤身は脂肪が多く、鶏肉は低脂肪

間違い 目に見える脂肪を取り除くと脂肪量は大きく変わる。脂肪分の少ない赤身は100gあたり4-8gの脂肪しか含まない。 赤身と脂肪をあわせたひき肉では脂肪量は多くなる。また赤身肉や鶏肉の製品であっても、例えばミートパイの皮の部分にたくさん脂肪が使っ…

マーガリンはバターより脂肪が少ない

間違い バターとマーガリンは脂肪の種類が違うだけで脂肪の量は同じ。

植物油(スエット)は牛脂よりいい

間違い ベジタリアン用の固形油は牛脂と同様の飽和脂肪を含む。ベジタリアン用のチーズも同様で、動物由来ではないだけで脂肪成分は同じようなもの。

フルーツジュースは歯に悪い

本当 天然の果物や野菜に含まれる糖類は虫歯の原因にはならないが、野菜や果物からジュースを絞ると天然の糖分が放出されて歯を溶かすようになる。特にフルーツジュースをしょっちゅう飲むのは虫歯の原因になる。しかしフルーツジュースは健康的な食生活の一…

食品中の塩分の多くは食卓で加えられる

間違い 食品中の塩分の75%は加工段階に由来する。食卓で加えられるのは10-15%である。 私たち(英国人)は一日平均約9.5gの塩分を摂っているが、一日6g以下に減らすべきである。

より健康的な食品として、ベジタリアンの料理を選ぶといい

間違い ベジタリアン用の食品には大量の脂肪を含むものがある。特にチーズや油やクリーミーソースをたくさん使っていたりフライだったりする場合は。だからベジタリアン用だからといって必ずしも健康的ではない。実際には肉の赤身は霜降りではないもので余分…

食べ物神話(続きその二)

英国食品基準庁から、まだ続きます。