食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

非衛生的な冷麺スープとアイスクリーム (2004.07.19)

http://www.kfda.go.kr/cgi-bin/t4.cgi/intro/bodo.taf?f=user_detail&num=469&page=&s_type=&word=
食品医薬品安全庁ソウル地方食薬庁は、食中毒予防対策の一環として夏場によく食される冷麺スープとアイスクリームについて検査を行った。その結果、冷麺スープの原料についての虚偽表示でスープ製造業者11業者中6業者を摘発した。またソウル市内の冷麺販売店17店舗のうち2店舗でスープ中に黄色ブドウ球菌が検出された。さらに学校周辺で販売されていたアイスクリーム類51件を検査したところ手作りアイスクリーム2件に黄色ブドウ球菌が検出された。(違反店舗一覧については添付文書)


コメント:一つめのガーバーベビーフードの記事は、アメリカで「リシンを入れた」という製品が見つかって、検査したところリシンは見つからなかった、という事件を受けてのものです。特定地域の、多分個人による犯行で、製品そのものに問題があるわけではない事例で輸入禁止措置をとるということが適切なのかどうかはわかりませんが、とにかくKFDAは反応が早い。
他にも日本のダイエット用健康食品を使っていた女性が死亡、という記事が新聞に出たその日のうちに韓国で公式ページで警告を掲載しています。

食品添加物や農薬についての消費者の感情やマスコミの報道は日本とほとんど同じで、親近感(?)を感じます。違うのは役所の対応でしょうか。日本の厚生労働省がマスコミ報道に関していちいち公式ホームページで反論するという事態はあまりないような気がします。
食品添加物の数がマスコミ(604)と役所(603)で違うのは禁止されたばかりのアカネ色素のせいでしょう。批判するならもう少し勉強してね、というのも日本の事情と重なるのが面白いです。
食中毒はこの時期、日本でも警戒しすぎることはない問題で、特に「手作り」には気をつけて欲しいものです。大手工場が厳しく管理されているのに比べてずさんな場合が多いですし、最も危険なのは「家庭の台所」ですので。虚偽表示は「高級○○使用」「本物△△出汁」という類の表示が嘘だったというものですが、ありがちな話です。検査したところでわからない、物理的性質は一緒なのに名前だけで高く売れる、というようなものには詐欺はつきものでしょう。