食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

卵のダイオキシンについて

http://www.bvl.bund.de/presse/dl/2005_01_17_HG_Dioxinbelastung_von_Eiern.pdf
卵中ダイオキシン規制値は2002年7月1日より3 pg WHO PCDD/F TEQ/g脂肪であるが、平飼いのニワトリの卵については適用除外となっている。2005年1月から平飼いニワトリの卵にも適用予定であったが、現在の平飼いニワトリ卵中のダイオキシン濃度が規制値を上回るため移行のための猶予期間を設けることになっている。
1993年から2000年のBgVVの調査では475検体の卵を調査し、ケージ飼いのニワトリの卵の平均ダイオキシン量は1pg/g脂肪であるのに対し平飼いのニワトリの卵では1.5-2pg/g脂肪であった。またその後の調査でも規制値3pg/g脂肪を上回る検出事例が平飼いのニワトリの卵でみられる。規制の適用までに汚染源を特定して濃度を下げる努力が必要である。
リスク評価はBfRが行っている。





追記
日経BPからいらした方へ
ここは食品中化学物質関連情報が主ですので食中毒やBSEについては扱っておりません(たまに出てはきますが)。ご了承ください。