Discovery could be key to bioterrorism defense
28-Jul-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-07/hmjf-dcb072805.php
USU、 AAHL 、NCIの共同研究チームが、天然起源で非常に病原性が高く治療法のないパラミクソウイルスNipah及びHendraウイルスの機能的受容体を単離した。この細胞表面タンパク質はEphrin-B2と呼ばれ、多くの動物種で高度に保存されている。
Ephrin-B2は血管の細胞や中枢神経系に発現しており、ヒトやほ乳類の血管や神経発生に必須である。
ヘンドラHendraウイルスは1994年にオーストラリアのHendraでウマとヒトの呼吸器系及び神経系疾患が流行して2人が死亡したアウトブレークの際に初めて分離された。
ニパNipahウイルスはヘンドラと同類で1999年にマレーシアとシンガポールで脳炎と呼吸器系の疾患が流行し100人以上が死亡した際に分離された。昨年バングラデシュでさらに二つの流行があり感染者の75%が死亡した。もともとコウモリにいたニパがヒト−ヒト感染で拡がったものである。
特許取得済み。
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Ephrin-B2 ligand is a functional receptor for Hendra virus and Nipah virus
Proc Natl Acad Sci U S A. 2005 July 26; 102(30): 10652 10657
http://www.pubmedcentral.gov/articlerender.fcgi?tool=pubmed&pubmedid=15998730
雑紙より