食品安全情報blog過去記事

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雑草種子多様性に与えるGMの影響についての研究が発表された

RESEARCH PUBLISHED INTO GM EFFECTS ON WEED SEEDBANKS
28 September 2005
http://www.defra.gov.uk/news/2005/050928a.htm
除草剤耐性遺伝子組換え(GMHT)作物が雑草種子多様性に与える影響についての研究結果が発表された。
これまで農場スケールでの評価結果は、除草剤耐性GMトウモロコシ、ビート、春菜種については2003年、冬菜種については2005年3月に発表されている。それらはGMHT作物を栽培することにより雑草の生物多様性に影響はあるが、それは主に使用する除草剤が違うことによる、という結果になっている。今回発表された新しい報告では、それらの評価が行われたあと、通常栽培に戻ってからの影響を評価している。
・除草剤耐性GM春菜種が栽培されていた畑では、非GM春菜種が栽培された畑に比べると雑草種子多様性は低い。この影響は2年間続いた。
・ 除草剤耐性トウモロコシが栽培されていた畑では、非GMトウモロコシが栽培された畑に比べると雑草種子多様性は高い。この影響は2年間続いた。
・ 除草剤耐性GMビートが栽培されていた畑では最初の年は雑草種子多様性は低く二年目にはその影響は消失した。
この研究の詳細は以下のサイトから入手できる
http://www.defra.gov.uk/environment/gm/research/epg-cpec28.htm