食品安全情報blog過去記事

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2004年植物起源食品の残留農薬モニタリング

Monitoring of Pesticides Residues in Foodstuffs of Plant Origin in 2004
28.11.2005
http://www.palvelu.fi/evi/show_inform.php?inform_id=327&lang=3&back=inform_frontpage.php%3Flang%3D3%23a327
2004年の結果は前年同様であった。検査した2171製品中5%(98製品)が違反だった。そのうち60製品はEU以外由来で、36はEU域内、2がフィンランド由来であった。
検査した農薬は199種類である。2171検体中1584は新鮮又は冷凍野菜果物、137が穀類、387が加工食品である。国内産物は370、他のEU加盟国のものは872である。
農薬の残留が検出されたのは976検体(45%)であるが、最大基準超過は4.6%のみである。残留農薬が検出されたのは果物の2/3、穀物の半分、野菜の1/3、加工食品の1/5である。残留農薬検出頻度は国産品の19%、EU産50%、その他の国52%である。輸入穀物の2/3からグリフォサートが検出されたが国産からは検出されていない。
果物や野菜から検出された農薬は95種類で、28種の農薬のMRLに違反があった。MRL超過による消費者への急性影響はない。
国産でEU規制値を超えていたのはイチゴのエンドスルファンとラズベリーのジメトエートである。
MRL超過のものは法的措置を執った。
結果は
http://www.palvelu.fi/evi/files/55_519_353.pdf
PDF 246ページ
英語とフィンランド語 ほとんど英語



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