食品安全情報blog過去記事

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ダイオキシン汚染

27-01-2006
http://www.favv-afsca.fgov.be/p/portal/page?_pageid=34,49056&_dad=portal&_schema=PORTAL&_piref34_73620_34_49056.next_page=htdocs/persberichten/PersberichtDetailRecent.jsp&_piref34_73620_34_49056.seq=556&_piref34_73620_34_49056.archive=0
ダイオキシン汚染の元がProfatに獣脂を供給していたPBゼラチン由来であることがわかった。PBゼラチン社の獣脂8検体中1検体から1gあたり52.78 pg TEQのダイオキシンが検出された。PBゼラチンが飼料用獣脂を販売していたのはProfatのみで、他の取引先は獣脂を食品に使っていない。Profatでは検査した30検体中4検体に6.44-106.45pg TEQ/gのダイオキシンが検出された。
これまで獣脂に検出されたダイオキシンは最大で220 pg TEQ/gで、1999年のダイオキシン騒動の時には1万pg TEQ/gであったことを強調する。


29-01-2006
http://www.favv-afsca.fgov.be/p/portal/page?_pageid=34,49056&_dad=portal&_schema=PORTAL&_piref34_73620_34_49056.next_page=htdocs/persberichten/PersberichtDetailRecent.jsp&_piref34_73620_34_49056.seq=558&_piref34_73620_34_49056.archive=0
ベルギーとオランダのダイオキシン汚染共同調査により、汚染のおこった磁気が10月15日から11月15日の間に拡大した。11月15日付Profatの製品(獣脂)に400 pg TEQ/gのダイオキシンが検出された。この獣脂がLeroy and Algoet社の飼料製造に使用された。Leroy and Algoet社の飼料を購入した農場は、予防的措置のためモニタリング対象となり、汚染がないことが確認されない限り動物や動物製品の販売は認められない。


30-01-2006
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食品局による調査の結果、ダイオキシンの汚染源が判明した。PBゼラチン製造の際にブタの骨に塩酸を使って獣脂を抽出するが、その塩酸に製造工程で生成したダイオキシンが混入していた。PBゼラチンに塩酸を納入した企業は二カ所で、そのうち一業者Tessenderlo Chemieが10月6日から28日の間に精製フィルターに不具合があり、未精製品が市販されたことがわかった。Tessenderlo Chemie社の塩酸に含まれるダイオキシンの組成が獣脂に検出されたダイオキシンの組成と類似していた。ダイオキシン脂溶性なので塩酸処理の際にブタの脂に濃縮された。
PBゼラチン社のゼラチンには製品1gあたり2,8pg TEQのダイオキシンが含まれていた。
ゼラチンは理論的には獣脂を含まない(0.1%以下)ため、ゼラチンのダイオキシン基準はない。このようなゼラチンを普通に食べたとしてもダイオキシンのTDIの25%以下であり、公衆衛生上の脅威とはならない。
しかしながら食品局はダイオキシンへの暴露量は少ない方がよいため、汚染獣脂を含む製品を納品したと考えられる300以上の農場を予防的に取引停止にした。これらの農場からはダイオキシン汚染がないことを確認しない限り製品が出荷されない。

Tessenderlo Chemieのプレスリリース
Persbericht PB Gelatins
27/01/2006
http://www.tessenderlo.com/popup.asp?doctype=News&id=060270002