食品安全情報blog過去記事

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動物栄養に関する常設委員会の2006年1月26-27の会合の記録

Summary record of 26-27 January 2006
17-02-2006
http://europa.eu.int/comm/food/committees/regulatory/scfcah/animalnutrition/summary37_en.pdf
・ベルギーのダイオキシン汚染事故についての報告
2005年12月15日、オランダ当局が、オランダの飼料製造会社のサイロにあるベルギーのPROFAT社製豚脂肪を検査したところ、50 ng TEQダイオキシン/kg豚脂肪が検出された。EUの動物飼料用脂肪中最大規制値は2 ng TEQ/kg脂肪である。検査結果が明らかになったのは2006年1月26日である。
ベルギー当局は直ちに調査を開始し、汚染の拡大を阻止するための対応を執った。汚染された脂肪を受け入れていた可能性のある飼料製造会社(オランダ1社、ベルギー4社)とそれらの飼料会社から汚染のあった期間に飼料を購入していた農場は予防的措置としてベルギーとオランダの当局により閉鎖された。閉鎖されたのは主に養豚場といくつかの養鶏場であった。さらにRASFFによりEU加盟国に情報が伝えられた。
・硫酸亜鉛カドミウム汚染
フランス当局から飼料添加物として使用される中国産硫酸亜鉛に高濃度のカドミウムが含まれることが報告された。検出されたカドミウム量は硫酸亜鉛の3.7-7.6%であった。フランス当局は直ちに製品の行方を追跡し、加盟国の担当機関もこの問題についてRASFFにより情報伝達を行った。委員会は中国当局接触して飼料用硫酸亜鉛カドミウム汚染が二度とおこらないよう要請する。
他に飼料用ピーナツ(20 microg アフラトキシンB1/kg)と食用ピーナツ(2 microg アフラトキシンB1/kg)のアフラトキシン規制値が違うことが問題である、などが議題になっている。


FSA 英国