食品安全情報blog過去記事

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消費者のクマリン暴露量は多すぎる

26.09.2006
http://www.bfr.bund.de/cm/208/verbraucher_die_viel_zimt_verzehren_sind_derzeit_zu_hoch_mit_cumarin_belastet.pdf
クマリンは多くの植物に含まれる天然香料物質である。特にある種のシナモンに高濃度に含まれる。クマリンは化粧品の香料や医薬品の成分としても使用される。クマリンは大量に摂ると肝障害を誘発する。食品部門ではクマリンは香料成分としてのみ使用される。
BfRクマリンのリスク評価を行った。ドイツにおいては食品からのクマリン摂取量が多い。検査したシナモンパンやシナモンパウダーなどの食品はEUの食品中香料ガイドライン2 mg/kgを超える。これは食品企業がセイロンシナモンよりクマリン含量の多い シナモンカッシアを使用していることを示す。その結果子どもの推定暴露量は最悪のシナリオでEFSAのTDIを超える。従ってBfRは食品へのクマリン使用規制は継続されるべきだと考える。



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