食品安全情報blog過去記事

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政府と食品業界、お菓子やファーストフード安全管理に積極的に対応

(2006.12.19)
http://www.kfda.go.kr/open_content/kfda/news/press_view.php?seq=1089
トランス脂肪を含む部分硬化油を使用しない
食薬庁と主要食品製造業者、外食産業代表者たちが12月20日懇談会を行った。最近のトランス脂肪が有害だという報道により国民の不安感が大きくなっているため、お菓子やファストフードなどに対してより細かい安全管理が必要であるという認識で一致し、安全性を向上するための対策に協力することになった。
食薬庁長官はこれまでの食品業界の積極的な努力の結果、トランス脂肪含量が2004年・2005年に比較して今年は50%以上削減されたという成果を取りあげて業界の努力を奨励しつつ、今年に入って添加物・アクリルアミド・トランス脂肪などと繰り返される有害成分への批判報道によりお菓子やファストフードに対する不安感が広がっているので、食品業界が自主的に有害性の懸念のある原料や成分の使用を止めたり減らしたりすることで食品業界と消費者がともにwin-winの結果になるよう努力して欲しいことを伝えた。
政府もそれに必要な技術的支援を行うとともに良くやっている業者には認証制度などを通して消費者が信頼して購入できるようにするなどのインセンティブを与える対策を講じる。
同時に食薬庁では消費者の知る権利を充足させるため加工食品やファストフードに含まれるトランス脂肪とアクリルアミドを定期的にモニタリングして製品名とともに公表する計画である。
食薬庁長官は特に子どもたちの健康管理が重要だと考えて昨年5月から食品専門家による「子ども食品健康安全総合対策」を作成して現在各界の意見を集めている。来年からはこれを食薬庁核心事業として本格的に施行していくことを発表し、食品業界の積極的な強力を要請した。
懇談会に参加した食品業界と外食産業代表者らは、最近植物性油脂の使用や低減化技術などによりトランス脂肪の削減に重点的に対応してきており、トランス脂肪含量表示が義務化される来年末までには子どもたちがよく食べるお菓子やファストフードなどについては部分硬化油を植物性油脂に完全に置き換えるとした。
また業界は、歪曲された情報や誇張された発表などにより食品に使用される原料や成分などに対して国民が過剰な不安感を持つことの無いよう、安全性について速やかに分析して国民に正確な情報を伝えるシステムを政府が先導して整備するよう要請した。