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ヘルスカナダの魚中水銀評価改訂はカナダ食生活ガイドの助言に反映しながら保護を強化する

Health Canada's revised assessment of mercury in fish enhances protection while reflecting advice in Canada's Food Guide
March 28, 2007
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/2007/2007_31_e.html
ヘルスカナダは魚中水銀についての科学的レビューを完了し、新しいフードガイド中の魚摂取助言に従ってカナダ人を保護するための規則を追加した。
ヘルスカナダの魚中水銀に関する基準は既に世界中で最も厳しいものの一つであるが、それがいくつかの捕食性魚についての項目を追加してさらに強化される。これまでカナダの水銀基準値1 ppmから除外されていた冷凍マグロやサメ、メカジキ、アブラソコムツ、マカジキ、オレンジラフィーなどにも1ppmが適用される。ツナ缶詰などのその他の魚は0.5 ppm基準に合致することが求められる。
これを反映して魚摂取に関する助言も更新された。
大型捕食性魚については、一般人は週に150gまで、妊娠女性・妊娠を予定している女性・授乳中の女性については月に150gまで、5-11才の子どもは月に125g まで、1-4才までの子どもは75gまで食べられる。
魚やシーフードは健康的でバランスのとれた食生活の重要な部分であり、ほとんどのカナダ人は魚を食べることによる水銀暴露については心配する必要はない。しかしカナダで市販されている魚の種類は時代により変わり、科学も進歩する。その結果カナダの基準や助言は一部更新された。
リスクアセスメントの詳細については以下
Human Health Risk Assessment of Mercury in Fish and Health Benefits of Fish Consumption
http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/pubs/mercur/merc_fish_poisson_e.html