食品安全情報blog過去記事

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少なくとも5州の養豚場がメラミン汚染の恐れがあるため制限された

Hog Farms in at Least Five States Restricted Amid Melamine Contamination Fear
April 24, 2007
http://www.avma.org/press/releases/070424_hog_farms.asp
ブタの飼料にメラミン汚染の懸念があるため少なくとも5州の養豚場が検疫を受けている。養鶏場一カ所も汚染の可能性がある。
メラミン汚染のためリコールを発表したペットフード製造業者から再生飼料を受け入れていたのはカリフォルニア、ノースカロライナサウスカロライナ、ニューヨーク、ユタ、そして多分オハイオ州の養豚場で、そのうち3州(カリフォルニア、ノースカロライナサウスカロライナ)のブタの尿からメラミンが検出された。
懸念のある養鶏場はミズーリ州にある。
これまで米国におけるメラミン汚染ペットフードの汚染源は中国から輸入された小麦グルテンと米蛋白質濃縮物であるが、南アフリカではメラミン汚染のあるトウモロコシグルテンが発見されペットフードがリコールされている。
FDAによれば汚染小麦グルテンの輸出元は中国の一カ所、汚染米蛋白質濃縮物の輸出元は中国のもう一つの会社であるが輸入販売業者が二つである。
FDAは現在中国から輸入される小麦グルテン・米蛋白質濃縮物・トウモロコシグルテンについては100%検査していると語った。さらに検査対象をコーンミール、米ぬか、大豆蛋白質に拡大している。これらの輸入品はヒト用の食品に使用される可能性がある。FDAはメラミンを含む製品がヒトの食品製造業者に出荷されたという証拠はないと協調している。