食品安全情報blog過去記事

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乳牛から直接スキムミルク

Skimmed milk -- Straight from the cow
28-May-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-05/soci-sm-052307.php
化学工業学会SCIの雑誌Chemistry & Industryに発表されたCath O’Driscollの報告によれば、間もなくスキムミルクを出すウシの群れが牧草地を散歩するようになるかもしれない。ニュージーランドの科学者が天然にスキムミルクを生産する遺伝子を持つ乳牛を発見し、この情報をもとにスキムミルクのみを生産するウシを交配によりより作り出す計画である。
さらに研究者らには冷蔵庫から出してすぐにパンに塗れるような柔らかいバターを作るのに必要な特殊な乳を出す乳牛をつくる計画もある。この性質の遺伝子を持つウシMargeは既にいて、乳牛は2011年までに供給できるだろう。この乳は飽和脂肪が少なく多価及び単価不飽和脂肪酸が多い。
こうした常識はずれの乳を出す乳牛の発見は乳業に革命をもたらす可能性がある。
この特殊なウシはバイオテック企業のViaLactia社がニュージーランドの家畜の乳組成を検査して見つけた。