食品安全情報blog過去記事

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新しい試験でくっつかないフライパンは大丈夫

Consumer Reports
Nonstick pans are OK in new tests
June 2007
http://www.consumerreports.org/cro/home-garden/cooking-cleaning/nonstick-pans-6-07/overview/0607_pans_ov_1.htm?resultPageIndex=1&resultIndex=1&searchTerm=pfoa
perfluorooctanoic acid (PFOA)
くっつかないフライパンを高温にすると有害な蒸気が出ることが知られている。また中程度の温度でも何かが出るのではないかという疑問が提示されてきた。それについて検査を行った。
コンシューマーレポートでは7社のフライパンを購入して加熱と洗浄を1、3、6ヶ月繰り返し、新品及び古くなったフライパンを華氏400度及び500度(摂氏204及び260度)に加熱し、フライパン上部の空気中PFOAを測定した。
その結果PFOAはほとんど検出されず、最も高濃度に検出された場合でも動物実験で有害影響が出る可能性のある濃度の100分の1以下であった。さらに古いフライパンではPFOAは検出できなかった。
従ってくっつかないフライパンから出るPFOAは総PFOA暴露にほとんど寄与しない。くっつかないフライパンを使うときの注意としては、調理の際には換気をすること、空焚きしないことなどである。