食品安全情報blog過去記事

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トウモロコシグルテン回収

26.06.2007
http://www.blw.admin.ch/dokumentation/00016/00261/index.html?lang=de&msg-id=13308
公立試験研究機関であるALPが中国から偽装製品がスイスに輸入されたと発表した。穀物副産物と尿素の混合物がトウモロコシグルテンとして輸入されていた。一部の検体からはメラミンとシアヌル酸も検出された。
ALPの検査によれば63検体のトウモロコシグルテンを調査して11検体からトウモロコシグルテンは検出されず、それらに含まれていたのは主に小麦の副産物と尿素であった。最大15%の尿素が加えられており、これは蛋白質含量に換算するとトウモロコシグルテン同様の60%に相当する。またそのうち4検体には尿素だけではなくメラミンとシアヌル酸も含まれていた。
スイスに輸入された偽装品は過去6ヶ月で約2500トンで、現在問題の製品を同定して流通を停止している。
トウモロコシグルテンは約60%の蛋白質を含む製品で、飼料に使用される。スイスでは生産されておらず、かつては主な輸入元は米国であった。しかし最近は中国が主な輸入元で、年間5万トンの輸入量のうち80%以上が中国からである。