食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ビスフェノールA専門家委員会報告書の引用文献と指示された変更の忠実性に関する監査報告書

CERHR
AUDIT OF LITERATURE CITED AND FIDELITY OF REQUESTED CHANGES TO DRAFT BISPHENOL A EXPERT PANEL REPORTS
July 24 2007
http://cerhr.niehs.nih.gov/chemicals/bisphenol/SIauditreviewreportv12072407.pdf
先にCERHRの事務を請け負っていたSciences International Inc.(SI)社による引用文献の選択と専門家委員会からの指示を報告書案に正確に盛り込んでいるかについての監査報告書。
結論としていずれも問題はなく、BPA評価報告書案は問題なく使用できるとしている。
2回目のビスフェノールA専門家委員会会合は8月6-8日に開催される。

(この件
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20070425#p10)

案に対するパブリックコメントが6月20日で締め切られており、寄せられた意見が掲載されている。
http://cerhr.niehs.nih.gov/chemicals/bisphenol/pubcomm-bisphenol.html
先の案がビスフェノールAの影響が大きくないというものだったので環境団体などが反発。論文を「不適切」と評価された研究者も反論していたりするが少ない。

(相当否定されていた日本の環境ホルモン学会の面々からはコメント無し。内輪では威勢がいいのに。本当に危険だと思っているのなら本物の専門家相手に堂々と意見を出して議論すればいい。vom Saalは相変わらず。企業が出資した研究(つまりGLPに則った質の高い研究)を排除して、質の低い研究を採用すると結果が変わるという主張。)