食品安全情報blog過去記事

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コリンの多い食事は直腸結腸ポリープリスクを増加させるかもしれない

Diets high in choline may increase risk for colorectal polyps
7-Aug-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-08/jotn-hi080207.php
予想に反して、栄養素コリンの多い食事は、直腸結腸ガンにつながることもあるポリープのリスク増加と関連した。JNCI 8月7日号にオンライン発表された。
コリンの主要摂取源である食品は赤身の肉、卵、鶏肉、乳製品などである。コリンは一炭素代謝に関与する栄養成分で、他に一炭素代謝に関与する栄養素の葉酸などは直腸結腸ポリープのリスク削減に関連することが示されていた。
著者らは葉酸同様コリンの摂取がポリープのリスクを削減するという仮説を立てて1984年から2002年の間に看護師健康調査の対象女性に2-4年に一度食事内容を尋ねた。
エディトリアルでNCIの研究者らはガンの発生と一炭素代謝の関連の複雑さについて説明している。ガンの発生と一炭素代謝の関連は、考えられていたより複雑で我々のメカニズム理解は不完全なものであることを示す。
フリー(ってかいてあるんだが中身がない)
One-Carbon Metabolism, Colorectal Carcinogenesis, Chemoprevention―with Caution
http://jnci.oxfordjournals.org/cgi/content/full/djm105
ガン化学予防(食べ物の特定成分などに発ガン抑制作用を期待して過剰に摂る)には注意が必要