食品安全情報blog過去記事

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WFA と AWRI からのカゼインとカゼインカリウムのワイン準拠品製造への使用通知に関するNDAパネルの意見 (表示の例外規定に関して)

Opinion of the Scientific Panel on Dietetic Products, Nutrition and Allergies on a request from the Commission related to a notification from WFA and AWRI on casein and potassium caseinate used in the manufacture of wine pursuant to Article 6 paragraph 11 of Directive 2000/13/EC - for permanent exemption from labeling
23 August 2007
http://www.efsa.europa.eu/en/science/nda/nda_opinions/food_allergy/ej531_casein_potassium.html
蛋白質へのアレルギー反応をもつのは一般成人の約1%と報告されている。申請者はワインの製造にカゼイン及びカゼインカリウムを使用することについての情報を提供し、これまで安全に使用されてきたと主張している。しかしながらその主張の根拠は限られており、ワインに存在する乳蛋白質カゼイン)による有害反応は過小に報告されている可能性がある。
ワインに残留するカゼインの分析データは結論を出せないものである。
提供された情報を検討すると、NDAパネルはカゼイン又はカゼインカリウムを使用して作ったワインによりアレルギー反応が誘発される可能性があると考える。