食品安全情報blog過去記事

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チェルノブイリ由来の魚やキノコの放射活性セシウム-137は20年後もEU規制値を超える

Chernobyl originated radioactive cesium-137 in fish and mushrooms exceeds the EU levels even after 20 years
27.08.2007
http://www.evira.fi/portal/en/food/current_issues/?id=678
フィンランド食品安全局EVIRAと放射能核安全局STUKは、捕食性の魚とキノコのセシウム-137と水銀の地域ごとの濃度を、フィンランドのVammala地方で2005年の夏に行われたパイロット研究で測定した。
検査した検体の魚では20%、キノコでは50%以上で、セシウム-137濃度がEUの推奨する600ベクレル/kgを超えていた。また水銀濃度は0.4 mg/kgの推奨値を超過していたのは魚の17%であった。
魚のセシウム-137濃度は3-2000 Bq/kgで、キノコについては30-5400 Bq/kgであった。キノコでは生育条件による濃度の大きな違いがみられた。