食品安全情報blog過去記事

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マイティー・マウスがヒトの治療法開発に役立つ

Mighty mice could yield human treatments
29 August 2007
Michael Hopkin
http://www.nature.com/news/2007/070827/full/070827-3.html
スーパーサイズ動物により新しい医薬品やより大きな家畜を作る道が拓ける
普通のマウスの4倍の筋肉を持つマウスを作るための遺伝子操作法がわかった。
Johns Hopkins大学医学部のSe-Jin Leeらが作った突然変異マウスは、通常のマウスと二つの遺伝的相違がある。ミオスタチンを作らないこととフォリスタチンを過剰に作ることである。いずれもマウスの筋肉量を増やす。この筋肉モリモリマウスは筋繊維が大きくて数も多い。
このマウスの結果は筋ジストロフィーや高齢者の筋肉減少に役立つ医薬品の開発につながるかもしれない。また肉がたくさん取れる家畜の開発に役立つかもしれない。
一方運動選手の薬物使用につながるかもしれない。
(皮を剥いだ写真が・・・)
オープンアクセス
Quadrupling Muscle Mass in Mice by Targeting TGF- Signaling Pathways Se-Jin Lee ONE 2(8): e789. doi:10.1371/journal.pone.0000789
http://www.plosone.org/article/fetchArticle.action?articleURI=info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0000789
マイティマウスはアニメのキャラクター。スーパーマンのネズミ版みたいな。)

EurekAlertでも
'Mighty mice' made mightier
28-Aug-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-08/jhmi-mm082407.php