食品安全情報blog過去記事

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アジア−太平洋諸国はバイオ燃料についてより注意深く研究する必要がある

Asia-Pacific nations urged to study biofuels more carefully
20-Sep-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-09/irri-anu092007.php
アジア太平洋諸国での現在のバイオ燃料への急激な推進政策決定の前に、堅実な研究が必要である。
フィリピンで8月27-29日に開催されたアジア太平洋農業研究所(APAARI)によるバイオ燃料に関する専門家会議において発表された訴えによれば、バイオ燃料について、その利益と影響とリスクに関するバイアスのない堅実な研究が緊急に必要である。
バイオ燃料がアジア太平洋地域の農業に影響を与えることは疑いの余地がない。しかしこの地域の食糧安全保障や貧困撲滅のための努力に悪影響がないかどうかはわからない。アジア地域ではバイオ燃料への投資が始まっており、マレーシアやインドネシアではバイオ燃料用アブラヤシの大規模農場ができている。フィリピンはガソリンに5%のバイオ燃料を混入することを義務化した。しかし同時に中国などでは食糧として重要なトウモロコシをバイオ燃料として使用することを禁止している。
会合の詳細については以下のサイトから。
http://www.apaari.org/