食品安全情報blog過去記事

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ヘルスカナダはナトリウムワーキンググループを設立して心血管系疾患に取り組む

Health Canada tackles cardiovascular disease through development of sodium working group
October 25, 2007
http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/nr-cp/2007/2007_151_e.html
保健大臣は本日、カナダ政府がカナダ人のナトリウム摂取量と心血管系疾患削減のための方法を探る専門家によるナトリウム作業委員会を設立することを発表した。
心血管系疾患はカナダ人の死因の第一位で、ナトリウム摂取量はこの病気に寄与する調節可能な要因の一つである。この作業委員会の設立により、カナダ政府はカナダ人とその家族の健康増進のために大きく踏み出す。
今年初めにヘルスカナダはカナダフードガイドを改定し、塩分の少ない食品を選ぶために栄養成分表示を利用するよう呼びかけた。そして今回この問題に取り組むもう一歩を踏み出した。
最近の推定ではカナダ人の半分以上が塩分の摂りすぎで、その主因は市販の調理済み食品であり、その結果高血圧リスクが高くなっている。2004年のカナダ地域健康調査では、19才以上の男性の90%と女性の65%が有害影響リスクが増加する量を超えた塩分を摂っている。



カナダの場合ナトリウムの適切な摂取量は成人で1日1200-1500 mg(30才を超えると減る)、上限が2300 mg。
NaClだとx (23+35.5)/23(2.54)で3.1-3.8g、上限5.8g
FSAの目標値も1日6g。
日本の場合厚生労働省の目標が10g以下で、実際に摂っている量は12gくらい。
心血管系疾患リスクとしては日本の場合は塩の方がトランス脂肪よりよほど問題
でも「恐怖の塩」などというサイトはなさそうだ。ない方がいいけど。