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Nature11月29日号
Editorialコンテンツ <日本語翻訳>特別無料公開
不都合な真実:ヒト胚性幹細胞の研究は続けなければならない
An inconvenient truth
Research on human embryonic stem cells must go on
https://www.natureasiapacific.com/japan/subscribe/subs.php?id=1272&cd=1129-L
成熟皮膚細胞の再プログラム化の報告について、世界中で胚性幹細胞研究反対圧力が高まっていることを懸念する記事。


この号の書評では「幹細胞に関する議論の基本:科学的、宗教的、倫理的、政治的問題Fundamentals of the Stem Cell Debate: The Scientific, Religious, Ethical and Political Issues」を取り上げている
The great debate
Christopher Thomas Scott
Nature 450, 611 (29 November 2007) | doi:10.1038/450611a
学部生の教科書として薦めている。


一方Scienceのエディトリアル
一般との対話の質
Science 30 November 2007:Vol. 318. no. 5855, p. 1349
The Quality of Public Dialogue
Kathy Sykes
科学者は資金提供者や政府から、一般との対話をより強く求められるようになっている。気候変動や健康について、上から「教える」のではなく、より対等な立場でお互いに学びあうことが必要とされている。関係者には信頼できる十分な情報と全体をよく考えるのに必要な時間が与えられなければならない。

(科学者が、専門分野のことだけに詳しい変人で良いという時代ではない。)