食品安全情報blog過去記事

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母乳育児と非ミルクの乳児用飲料がアトピー性疾患の発症を遅らせる又は予防するかもしれない

米国小児科学会プレスリリースより
BREASTFEEDING, NON-MILK FORMULA MAY DELAY OR PREVENT ATOPIC DISEASE
January 7, 2008
http://www.aap.org/advocacy/releases/jan08studies.htm#br
ハイリスクの子どものアトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギーなどのアトピー性疾患発症を最低4ヶ月間母乳で育てる、又は牛乳蛋白質を含まない加水分解低アレルギー乳で育てることで遅らせる又は予防できるかもしれない。両親のどちらか、又はきょうだいがアトピーであるハイリスクの子どもの栄養介入についての報告書を改定した。
これによれば母親が妊娠時や授乳時に食事を制限することの保護作用には十分な根拠がない。また4-6ヶ月齢を過ぎてからの子どもの食事への介入にも十分な根拠はない。
全文は以下
PEDIATRICS Vol. 121 No. 1 January 2008, pp. 183-191 (doi:10.1542/peds.2007-3022)
Effects of Early Nutritional Interventions on the Development of Atopic Disease in Infants and Children: The Role of Maternal Dietary Restriction, Breastfeeding, Timing of Introduction of Complementary Foods, and Hydrolyzed Formulas
http://pediatrics.aappublications.org/cgi/content/full/121/1/183
(子どものアレルギーが心配だからとお母さんが食事制限しても効果はない。 あんまりへんな食事法にこだわらないように。赤ちゃんに豆乳は不可。)