食品安全情報blog過去記事

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PANヨーロッパの解析結果:BfRはワインに検出された残留農薬に健康リスクはないと考える

28.03.2008
http://www.bfr.bund.de/cm/218/analysenergebnisse_durch_pan_europe.pdf
ヨーロッパ農薬アクションネットワーク(PAN)がヨーロッパで販売されているワイン40本の農薬を調査した。6本が有機農法、34本が通常栽培である。全部で24本から農薬が検出されそのうち4つは定量できない微量であった。多くの場合検出された農薬は複数である。BfRはPANの検査結果から消費者のリスクについて評価した。結果として検出された農薬のどれも消費者にリスクとはならない。


この表にも検査結果は明記されているがPANヨーロッパのプレスリリースは以下
Message in a Bottle
26 March 2008
http://www.pan-europe.info/Pictures/PDFs/Press%20Release,%20Notes%20&%20Contacts.pdf
基本的にこんなに危険な農薬が!という煽り記事。
検出された量はmicrog/L(ppb)のレベル。多いもので0.586 mg/L(ppm)。
でもワインに含まれている最大の「危険物質」はアルコールですから。なにしろアルコール濃度12%だと12g/100gなので120g/L、つまり120,000,000microg/Lですが。