食品安全情報blog過去記事

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飼料添加物として認可されているロベニジンの非標的飼料への交差汚染 CONTAMパネルの意見

Cross-contamination of non-target feedingstuffs by robenidine authorised for use as a feed additive [1] - Scientific opinion of the Panel on Contaminants in the Food Chain
21/04/2008
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1178701241379.htm
塩酸ロベニジンはニワトリやシチメンチョウに最終飼料中30-36 mg/kgの濃度で認可されている非イオノフォアコクシジウム抑制剤である。配合飼料作成の際の交差汚染により標的動物以外の動物が暴露される可能性がある。
産卵鶏やブタ、反芻動物での限られた耐性試験に基づき、ロベニジンを36、 36、66mg/kg含むニワトリ・シチメンチョウ・ウサギ用飼料を非標的動物が偶々食べたことによる健康リスクはない。また最大量を含む飼料の10%の交差汚染飼料からの摂取量はNOELを十分下回り、非標的動物への有害影響はおこりそうにない。また消費者への暴露量もADIを超えることはなく、理論的10%の交差汚染によるリスクはない。