食品安全情報blog過去記事

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FTCはタールとニコチン含量に関する40年のガイダンスの取り下げを提案

FTC Proposes Rescinding 40-Year Guidance on Statements Concerning Tar and Nicotine Yields
July 8, 2008
http://www.ftc.gov/opa/2008/07/cigarettefyi.shtm
FTCは1966年に発表された煙草のタールとニコチン含量測定法(ケンブリッジフィルター法)に関するガイダンスを取り下げることを提案する。このガイダンスが取り下げられれば、FTCが特定の測定法を認めているようなことを示唆する用語は使えなくなる。
ケンブリッジフィルター法は機械により煙草の煙を調べる方法で、当時は多くの機関が煙草の煙に含まれるタールを減らせば肺がんリスクが減らせると信じていた。FTCは煙草のニコチンとタールの含量に関する標準化した情報を提供することが消費者に情報を与えられた上での決定を行う助けとなると考えた。
しかしながら今日、機械によるニコチンとタールの測定では意味のある情報は提供できないという科学的合意がある。喫煙者はニコチンが少ない煙草だとたくさんニコチンを摂るために深く吸い込むという行為を行うことが一要因である。
この取り下げ提案についての意見は30日間募集する。