食品安全情報blog過去記事

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FDAは消費者に対しアメリカンロブスター(メインMaine ロブスター)の肝臓を食べないように助言

FDA Advises Against Consumption of American Lobster (Maine Lobster) Tomalley
July 28, 2008
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2008/NEW01866.html
麻痺性貝中毒を引き起こす毒素が危険な量検出された
FDAは消費者に対し、麻痺性貝中毒(PSP)を引き起こす毒素が危険な量含まれる可能性があるため産地に関わらずアメリカンロブスター(メインロブスター)の肝臓を食べないように助言した。
メインロブスターとも呼ばれるアメリカンロブスターは、カナダ北東部からサウスカロライナの大西洋で獲れる。FDAの助言は、ロブスターの体内にあって肝臓と膵臓の働きをする緑色の部分であるロブスターの肝臓に対してのみである。調理によりPSP毒素を失活させることはできない。しかしながらロブスターの肝臓に高濃度のPSP毒素が存在していても、ロブスターの身には通常影響はない。
PSP毒素はアサリやその他の貝類に時々検出され、州の規制機関により注意深く監視されている。通常ロブスターの肝臓には危険な量のPSP毒素は含まれないが、最近の高濃度検出はニューイングランド北部及びカナダ頭部での赤潮の発生と関連する可能性がある。