食品安全情報blog過去記事

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残留動物用医薬品年次報告書が発表された

Veterinary residues annual report published
Monday 8 September 2008
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2008/sep/vetres


VRC(Veterinary Residues Committee)
英国における食品中残留動物用医薬品サーベイランス年次報告書2007
Annual Report on Surveillance for Veterinary Residues in Food in the UK 2007
Tuesday 9 September 2008
http://www.vet-residues-committee.gov.uk/Reports/vrcar2007.pdf
国のサーベイランス計画により33,493検体を採集し38,749の検査を行った。規制値を上まわったのは109で、そのうち49は動物用医薬品の使用に由来する。
規制値を上回る場合その原因と回避方法についてフォローアップ調査が行われる。全体としてヒト健康上の懸念となる結果ではなかった。しかしながら食用動物に使用が認められていないフェニルブタゾンやマラカイトグリーンなどの検出は許容できない。
(英国産のサケとマスからロイコマラカイトグリーン、英国産のウマとウシの血清からフェニルブタゾンが検出されている)
輸入品についてはローヤルゼリー71検体中18検体からクロラムフェニコールが、養殖魚からクリスタルバイオレットとロイコクリスタルバイオレットとニトロフランなどが検出されている。