食品安全情報blog過去記事

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亜麻仁油を摂っている妊娠女性は早産リスクが高い

Pregnant women consuming flaxseed oil have high risk of premature birth
27-Oct-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-10/uom-pwc102708.php
モントリオール大学の研究は一部のナチュラル製品の危険性を調査
妊娠第二期及び第三期に亜麻仁油を摂っていた場合、早産リスクが4倍になることがわかった。
カナダでは50%の妊娠女性が処方薬を使用している。しかし多くの妊婦はナチュラルヘルス製品の方が好きである。ナチュラルヘルス製品は天然だから安全だと信じている。しかし実際にはそれらも化学物質であり医薬品に比べてリスクやベネフィットに関する情報は乏しい。
B rardと Moussallyはケベックの3354人の女性のデータを解析した。
1998-2003年の間に約10%の女性が妊娠中にナチュラルヘルス製品を使用していた。妊娠前は15%、妊娠後は14%で、約1/3の女性が妊娠中はナチュラルヘルス製品の使用を中止していたことを示す。
妊婦に最も多く用いられていたナチュラルヘルス製品はカモミール(19%)、緑茶(17%)、ペパーミント(12%)、亜麻仁油(12%)であった。これらの製品のうち亜麻仁油だけが強く早産と関連した。一般的に早産は2-3%であるが、亜麻仁油を摂っていた妊婦では12%に増加した。これは非常に大きなリスクである。