食品安全情報blog過去記事

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食品統計集発表

Food statistics round-up published
30 October 2008
http://www.defra.gov.uk/news/2008/081030a.htm
食品の価格から供給までの各種食品統計年次概要が発表された。今年は初めて食品安全と消費者の要求についてのデータも含まれる。
重要な知見としては
・ 英国の農業食料部門の2006年粗付加価値は794億ポンドで市場部門の8.6%を占め、2005年の8.1%から増加している。2007年第四四半期の雇用者数は320万人で2006年と変わらない。
・ 2006年には英国の食品の90%が26ヶ国から供給され約半分が英国由来であり2005年と変わらない。
・ 英国におけるフードチェーンでの温室効果ガスの排出の1/3が農業と漁業である。
・ 1日5単位の野菜や果物を摂っている男性は2001年の22から2006年の28% に、女性は25から32%に増加した。

Food Statistics Pocketbook
https://statistics.defra.gov.uk/esg/publications/pocketstats/foodpocketstats/FoodPocketbook2008.pdf
小売市場の1/3はTescoが占有
外食産業の1/4はファストフード
1人1週間あたりの酒以外の飲食物への支出は29.55ポンド、外食は8ポンド
インド・中華・タイのエスニックフードが大幅に増加
オーガニックやフェアトレードや放し飼いなどの「倫理的」製品の購入総額は
36億ポンドで約5.1%。そのうちオーガニックが約1/3。「イルカに優しいツナ」ってのもある
食品安全を信頼しているのは約60%
心配な項目としては食中毒が1位、次いで添加物、農薬、家畜飼料、BSEGMだが経年変化では全て2001年から低下傾向
食品に直接起因する死亡は食中毒が毎年約500人で3/4を占め、残り1/4は窒息。 僅かにアレルギーとvCJD