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食中毒事故、毎年倦まず弛まず増加食中毒事故 75%が集団給食と飲食店で発生

 (食中毒予防管理チーム 2008.12.12)
http://kfda.korea.kr/kfda/jsp/kfda1_branch.jsp?_action=news_view&_property=p_sec_1&_id=155327470
食品医薬品安全庁は毎年増加する食中毒の発生を予防管理するために、最近5年間(2003-2007)に発生した食中毒についての体系的な分析を実施しその結果を公表した。
過去5年間全体では発生件数の75.6%が集団給食所と魚介類を扱う飲食店であった。また学校給食の場合3月及び9月の始業時期、飲食店については気温が上昇する5-9月に一番多く発生した。
食中毒の主要原因としては病原性大腸菌サルモネラ黄色ブドウ球菌腸炎ビブリオカンピロバクターノロウイルス等であり、食材の汚染や個人の衛生管理不十分が原因と考えられる。特に冬季はノロウイルスが42%を占めている。
地域別発生特性を見れば、ソウルと済州はノロウイルスが多く仁川と慶南は黄色ブドウ球菌が主体、光州と慶南は学校での食中毒発生率が高い。食中毒発生原因食材は魚介類・肉類・調理済み食品の順であった。
具体的な食中毒発生統計資料は食品医薬品安全庁食中毒統計システム (http://e-stat.kfda.go.kr)で確認することができる。