食品安全情報blog過去記事

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EFSAの理由付き意見書:米のクロマゾンの既存MRL改定

Reasoned opinion of EFSA: Modification of the existing MRL for clomazone in rice[1]
26 January 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902294531.htm
デンマークFMC Chemical APGから米のクロマゾンのMRL改定申請を受け取った。米での検出限界を0.01 mg/kgから0.02 mg/kgに引き上げることを提案していた。EFSAは2008年9月にデンマークによる評価報告書を受け取り、2008年11月12日にいくつかのデータの必要性を指摘した。デンマークの意見書とクロマゾンのEFSAによるピアレビューの結論などからこの件に関してEFSAは以下の結論に達した。
植物におけるクロマゾンの主要代謝物は2-クロロベンジルアルコールであるがラットでは認められずクロマゾンより毒性が低いことは示されていない。従って米の残留評価にはクロマゾンをデフォルトで使うべきである。