- TR-542: クメン(CAS No. 98-82-8) の F344/Nラットと B6C3F1マウス(吸入)
のがん原性試験についてのテクニカルレポート
TR-542: NTP Technical Report on the Toxicology and Carcinogenesis
Studies of Cumene (CAS No. 98-82-8) in F344/N Rats and B6C3F1 Mice
(Inhalation Studies)
http://ntp.niehs.nih.gov/go/29250
クメンは溶媒や工業原料として広く使われ、ガソリンなどにも含まれる。ベンゼンの代用品としても提案されていた。投与量は1日1000 ppmで6時間プラスT90(12分)を週に5日。
雄ラットの呼吸上皮腺腫、鼻と腎尿細管の腺腫又はがん(合計)の頻度の増加から明確な発がん性の根拠がある。さらに精巣の間質細胞腺腫の頻度増加も投与と関連する可能性がある。
雌ラットでは鼻の呼吸上皮腺腫の頻度増加に基づき発がん性について幾分かの根拠がある。
雄マウスでは肺胞/細気管支主要の増加に基づき明確な根拠がある。さらに脾臓の血管肉腫や甲状腺のろ胞細胞腺腫の頻度増加も投与と関連する可能性がある。
雌マウスでは肺胞/細気管支主要の増加に基づき明確な根拠がある。また幹細胞腺腫とがんの合計の頻度増加も投与と関連する可能性がある。
- TR-549:ブロモクロロ酢酸(CAS 5589-96-8)の F344/Nラットと B6C3F1マウス(飲水)のがん原性試験についてのテクニカルレポート
TR-549: NTP Technical Report on the Toxicology and Carcinogenesis Studies of Bromochloroacetic Acid (CAS 5589-96-8) in F344/N Rats and B6C3F1 Mice (Drinking Water Studies)
http://ntp.niehs.nih.gov/go/32625
ブロモクロロ酢酸は水の滅菌副生成物の一種である。ヒトでの暴露源は飲料水なので飲水投与した。投与量は1000 mg/Lまで。
雄ラットの大腸の悪性中皮腫及び腺腫頻度の増加に基づき発がん性に関する明確な根拠がある。
雌ラットの大腸腺腫頻度の増加に基づき明確な根拠がある。さらに乳腺の多発性繊維肉腫の頻度増加も暴露と関連する可能性がある。
雄ラットの膵島腺腫及び雌雄ラットの幹細胞腺腫も投与と関連する可能性がある。
雌雄マウスの幹細胞腫瘍及び雄マウスでの肝芽腫の頻度増加に基づき明確な根拠がある。