食品安全情報blog過去記事

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オランダの子どもたちの乳と卵感作の頻度の傾向

Trends in prevalence of sensitization to milk and egg in Dutch children
2009-04-09
http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340350001.html
1992-2003年にRIVMが行った研究ではオランダの1才児の牛乳と鶏卵への食物アレルギーの頻度に増加傾向はない。この集団の牛乳と鶏卵へのアレルギーについては血中IgEの検出により評価した。これらの抗体の存在は感作の指標にはなるが、IgE抗体があっても症状がでるとは限らない。評価した子どもたちのうち4-6%が牛乳に、2-5%が鶏卵に感作されていた。
多くの子どもたちは成長するにつれ牛乳や卵に耐性となり、調査した1874人の子どものうち、8才の時に牛乳に対するIgEをもっていたのは極僅かで卵のIgEはほぼ完全に消失していた。