食品安全情報blog過去記事

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自閉症の搾取

Autism Exploitation
May 27, 2009
http://www.acsh.org/factsfears/newsID.1220/news_detail.asp
米国で自閉症と診断される人の割合は1995年の1万人に1人から現在は150人に1 人に増加している。しかしながらこれは自閉症に関する情報の増加と検出の増加、診断基準の拡大などによる。自閉症は本人や家族に大きな影響を与える生涯にわたる状態である。自閉症スペクトラム患者が援助や希望を求めるのは理解できる。そしてこの熱望がペテン師の犠牲になる下地になる。
役に立つと考えられている治療法はABA(応用行動分析)やCBT(認知行動療法)などであるが、時間とお金がかかり限界があるためあまり広く利用されていない。このためインチキで効果が無く有害な治療法に飛びつきやすくなる。
自閉症がワクチンや水銀のせいだという虚偽の主張はワクチン接種率を下げワクチンで予防できる病気を増やした。しかし虚偽の治療法を主張している嘘吐きたちは本や講演で儲けている。そのような治療法にはキレート療法や高圧酸素療法、lupron、各種食事療法屋行動療法がある。
最近のニュースではMark Geier博士とその息子DavidによるLupron療法が取り上げられた。Lupronはテストステロン濃度を変化させる薬物で、化学的去勢に用いられる。自閉症治療に有効だという根拠はない。