食品安全情報blog過去記事

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2009ナシ調査:4月の結果

2009 Pears Survey: April Results
16 June 2009
http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=2680
16検体を調査しMRL超過はなかった。スクリーニング評価の結果2検体がARfD超過だったため詳細リスク評価を行ったが、どちらも健康影響はありそうにない。
一つはナシの最高残留濃度0.5 mg/kgのジチオカルバメートで、これは幼児の摂取量で0.085 mg/kg体重/日となりARfD0.08 mg/kg体重/日を超過する。しかしこれはラットのNOAELの1/94で、健康影響はありそうにない。
網比膣はイマザリルの1.3 mg/kgで、幼児での摂取量0.11 mg/kg体重/日がARfD 0.1を超える。これはウサギのNOAELの1/91で、健康影響はありそうにない。