食品安全情報blog過去記事

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SCFCAHの2009年6月19日の会合の要旨

Summary record of 19 June 2009
http://ec.europa.eu/food/committees/regulatory/scfcah/toxic/summary19062009_en.pdf
・ ドイツによる食品と接触する物質へのトリクロサン使用禁止案
デンマーク議会が哺乳瓶へのビスフェノールA使用禁止を提案したが、EFSAの見解通り特に必要ないという意見。
・ 紅花のオレンジII及びスパイスのバターイエロー混入について、HPLCによる検査と定量限界500 ppbをアクションリミットとすることを検討すべき。
カドミウムについて、EFSAがTWIを引き下げたため一部の食品において提案されていた最大規制値の引き上げは困難であると判断。甲殻類カドミウムについては、特にカニで最もカドミウム濃度の高い部位の定義などをさらに検討すべき。
・ PAHの指標としてPAH4の代わりにPAH8を使うことにあまりメリットはなくPAH4をベースにいくつかのオプションを検討する。
・ アクリルアミドについては3年間のモニタリングの結果からは明確な削減が認められず、さらなる対応を検討。
・ 小麦ふすまや繊維の多い朝食シリアルのゼアラレノン量最大規制値の引き上げについて
・ 中国産乳製品のメラミン汚染への対応のレビュー:乳児用製品の輸入禁止措置の継続や検査頻度の引き下げなど
・ 食品照射施設のリスト更新
など