食品安全情報blog過去記事

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コロニー崩壊疾患に罹っているミツバチのコロニーは病原体が多い

Pathogen Loads Higher in Bee Colonies Suffering from Colony Collapse Disorder
August 12 , 2009
http://www.ars.usda.gov/is/pr/2009/090812.htm
ARSと大学の研究者らが発表した新しい研究によれば、コロニー崩壊疾患と最も強い関連を持つのはウイルスや細菌や真菌などの病原体の総量の多さのようだ。
フロリダとカリフォルニアの13の養蜂業者の91のコロニーの200以上の個体の細菌・ダニ・寄生性原生動物・各種ウイルス・栄養状態・171の農薬について調査した結果、単一の指標が一貫してCCDと関連することはなかった。しかしCCDのコロニーは多くの病原体に同時に感染していることが多かった。
検出された農薬の量とCCDには関連はなかった。むしろCCDでないコロニーのワックスにピレスロイド系農薬やクマホスなどの検出されることが多かった。
論文はオープンアクセス
Colony Collapse Disorder: A Descriptive Study
http://www.plosone.org/article/info:doi/10.1371/journal.pone.0006481;jsessionid=FD7EE265CBA1AC5323F39D61A272CDAF