食品安全情報blog過去記事

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カナダから輸入した亜麻仁のGMO汚染事故

02.October 2009
http://www.afsca.be/communiquesdepresse/_documents/2009-10-02_AFSCA-lin_fr.pdf
ベルギーは、ヨーロッパの警報通知システムRASFFによりドイツ保健当局から一部のパン用製品中に遺伝子組換え亜麻仁汚染があることを通知された。これは2001年以降カナダで認可されている組換え亜麻の事故による汚染で、この夏に入荷した積荷いくつかが関係する。現在カナダは任意に輸出を停止している。
この亜麻は米国とカナダで認可されているがヨーロッパには認可申請されていない。AFSCAは将来の混入がないことを確実にするためにカナダ当局と欧州委員会と協力している。ベルギーにおいてはカナダからの亜麻を差し止め中で一部の積荷から組換え亜麻を検出している。現在入手できる情報から、9月29日にオランダが行ったリスク評価では、混入しているGMOの性質と混入率の低さ(種子1万個あたり1個)から、汚染食品を食べることによるヒト健康リスクはない。