Lifestyle changes, drug lower type 2 diabetes risk
28-Oct-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-10/wuso-lcd102709.php
2型糖尿病ハイリスク患者において、適度な減量を伴うライフスタイルの変化が、2型糖尿病の発症を10年以上で34%削減する。The Lancetに2009年10月29日に発表された糖尿病予防計画(DPP)に参加した人たちを10年フォローアップした糖尿病予防計画結果研究(DPPOS)の結果。
DPPOSではライフスタイルの変更に成功した患者の血圧とトリグリセリド濃度も下がっていることを見いだした。また経口糖尿病治療薬メトホルミンはプラセボに比べて18%のリスク削減だった。
DPP研究は2001年に完了した3200人以上の血糖値の高い肥満又は過体重患者を対象にした3年間の無作為化試験である。DPPでは運動と摂取カロリーや脂肪の削減、医師などの専門家への接触回数の増加などのライフスタイル変化が、3年後の糖尿病発症率を58%削減することを示していた。ライフスタイルの変更はせずにメトホルミンを投与した場合には31%削減だった。
その後10年で、ライフスタイルの変更により糖尿病の発症が4年遅くなり、メトホルミンでは2年遅くなったことになる。
DPPOSの参加者はさらに5年フォローされる。