Behind the headlines
Mushroom extract 'fights cancer'
Monday November 30 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/11November/Pages/anti-cancer-mushroom-research.aspx
「中国料理でよく食べるキノコががんを小さくするのに役立つ」とDaily Expressが報道した。新聞はマイタケが腫瘍を75%も小さくしたと言っている。
このニュースのもとになった研究は、ヒト膀胱がん細胞に抗がん剤インターフェロンαとPDFと呼ばれるキノコの抽出物の組み合わせを与えたもので、72時間後の影響はそれぞれ単独の場合より組み合わせの方が大きかったというものである。研究者はPDFにインターフェロンαの作用を増強する可能性がある、ヒトでの試験が必要と言っている。
PDFが膀胱がんのインターフェロン治療効果を増強するかどうかについてはさらなる研究が必要であり、その結果がでるまで、キノコでがんが治ると言うのは拙速である。実験は培養細胞を使ったものでありDaily Expressが示唆しているような「腫瘍」ではない。
