食品安全情報blog過去記事

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学校での健康的な食事−我々は十分やっているか?

Science Media Center
Healthy eating in our schools – are we doing enough?
January 27th, 2010
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2010/01/27/healthy-eating-in-our-schools-are-we-doing-enough/
約1年前、教育大臣Anne Tolleyは学校での健康的な食品提供義務の廃止を発表した;「学校で販売される食品は健康的なものだけ」という条文を削除するつもりだと。
この発表は保健の専門家の懸念を引き起こし、主な懸念の概要はNew Zealand Medical Journalの2009年2月号に説明されている。学校でジャンクフードを販売することは若い人達の肥満や糖尿病などを増やすというものである。
1年たって事態はどうなったかScience Media Centerが各団体に聞いてみた。
質問:現在学校で販売されている食品はどのようなもので、それらは全て健康的か?
回答者は
オークランド大学のJennifer Utter博士
クライストチャーチ公衆衛生栄養士Bronwen King
ニュージーランド看護士協会Ruth Crawford
心臓協会学校教育担当マネージャーJenny Stewart
ニュージーランド栄養財団登録栄養士Sarah Hanrahan
上述の質問については、砂糖や脂肪の多い食品、つまりチョコレートやクリームパンやソーセージロールやドーナッツやフライドポテトなど、これまで禁止されていた食品が販売されるようになったという意見でほぼ一致
質問:現在ニュージーランドの学童生徒の食生活や栄養は最適か?
望ましい状態ではない
肥満と過体重が多く野菜や果物の摂取量が少ない。
質問:子どもたちにとって健康的な食生活の影響はどのようなものか?
生涯の健康のために子どもの時からの健康的な食生活は重要
質問:事態を改善するにはどのような対応が必要か?
再び規制すべきという意見が多い