食品安全情報blog過去記事

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2008年の残留農薬コントロールの努力は特にタイから輸入された製品について集中された

Pesticide residue control efforts focused in 2008 particularly on products imported from Thailand
28.01.2010
http://www.evira.fi/portal/en/food/current_issues/?bid=1874
2008年の植物由来食品の残留農薬レベルは前年と同程度だった。分析した検体の大半(94%)は規制に合致していた。基準値超過が多かったのはタイ産農産物だった。
2008年は約2000の食品について256の農薬を検査した。多くは生鮮野菜や果物で残りは穀物や加工食品だった。約半分(59%)の食品に1つ以上の残留農薬が検出された。しかし検出された濃度はほとんどの場合低く、94%は規制に従っていた。国産については37%から農薬が検出されたが基準値超過だったのはわずか2検体だった。
違反率は2007年より1%増えて6%になったが、その理由の一つはタイ産食品を集中的に調べたことである。違反製品の28%がタイ産だった。特にコリアンダーやバジルなどの生鮮スパイスハーブ、豆やなすやタマネギなどである。他に違反があったのは中国、エジプト、イスラエル産である。
健康に影響がある可能性があるためRASFFに通知したのは7件である。
報告書
http://www.evira.fi/portal/fi/evira/tilauspalvelu/julkaisut___publikationer___publications/eviran_julkaisuja_2009/14_2009/
フィンランド語もあるけれど英語もあるので何とか読める