食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

公立学校での全乳から低脂肪/無脂肪ミルクへの切り替えの影響 ニューヨーク市、2004-2009

MMWR January 29, 2010 / 59(03);70-73
Effects of Switching from Whole to Low-Fat/Fat-Free Milk in Public Schools --- New York City, 2004--2009
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm5903a2.htm
2005年にニューヨーク市教育省は子どもたちのカルシウム摂取量を維持したまま脂肪やカロリーの摂取量を減らすために全乳から低脂肪/無脂肪ミルクへの切り替えを決定した。乳業団体やその他から全乳禁止でミルクそのものの摂取量が減るのではないかという懸念が表明されていた。2005-2006年に教育省は約110万人の子どもたちが通う全ての公立学校のカフェテリアから全乳を追放した。DOHMHは学校でのミルクの購入データからその影響を評価した。
2004年に比べて2009年は生徒一人あたりのミルクの購入量は1.3%増加した。全乳の排除と低脂肪乳から無脂肪チョコレートミルクへの切り替えにより生徒は2009年は2004年より5960カロリーと619g脂肪を少なくとった計算になる。
(一番多く飲まれているのがチョコレートミルク)