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保存料など16種、性ホルモンに影響ない 

危害影響研究チーム2010.02.09
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=11452&cmd=v
食品医薬品安全評価院は国際共同研究で確立された OECD 内分泌攪乱物質探索試験法を利用して食品•医薬品•化粧品に使われる保存料など 16種の性ホルモンへの影響研究を遂行した発表した。
海外のin vitro試験で性ホルモン活性があると報告されている16種を選定して子宮•前立腺など生殖器に影響を与える作用の有無を動物実験で確認した結果、影響を及ぼさないことがわかった。
対象物質は微生物の繁殖を抑制するために使う保存料 6種、脂肪の酸化を防止する酸化防止剤 4種、香料 4種、色素 2種の合計 16種である。
保存料 : 安息香酸ナトリウム、 安息香酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル
酸化防止剤 : ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、 沒食子酸プロピル、ナリンジンなど
香料 : プロピオン酸エチル、アセトフェノン、アントラニル酸メチル、アニスアルデヒド
色素 : ルチン、紅花黄
今回の試験ではSDラットに16の物質を3-10日間1000mgまでを投与したのち、OECD試験法の子宮肥大反応試験と性腺肥大反応試験(ハーシュバーガー試験)を行ったが全て作用は見られなかった。
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