食品安全情報blog過去記事

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残留農薬モニタリング:第三四半期の結果

Pesticide Residues Monitoring: Third Quarter Results (July to September 2010)
11 March 2010
http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=2791
14食品911検体について検査した。MRL超過は7検体だった。
残留農薬と作物の組み合わせについて参照用量を超えるものがあるかどうかスクリーニング評価を行い、参照用量を超える可能性のある場合には詳細リスク評価を行った。全ての事例でその食品を食べることによるヒト健康への影響はありそうになかった。
検査対象となる農薬の種類は270に上る。
(バターのDDTなど汚染物質も含まれる)
MRL超過があったのはケニア産鞘付き豆のアセフェート、タイ産鞘付き豆のメソミル、チリ産ブドウのメソミル、英国産ケールのビフェントリンなど。他のMRL超過検体については測定の不確実性を考慮すれば超過なしと判断されている。
測定の不確実性:PRCはMRL超過の全てのサンプルについて50%の不確実係数を採用して、測定値のプラスマイナス50%のうち最小値がMRL超過の場合にMRL超過とみなす。
そのため英国産ケールからMRL 0.05 mg/kgのビフェントリンが0.08 mg/kg検出されていてもMRL超過とは判断されていない。