Behind the Headlines
Rats addicted to 'junk food'
Monday March 29 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/03March/Pages/Rats-addicted-to-junk-food.aspx
「ジャンクフードはヘロインやコカインと同じ経路で中毒性があるかもしれない」とThe Independentが報道した。研究者が脂肪と糖分の多い高カロリーの食事はラットを夢中で食べ過ぎるようにさせ、ヒトの薬物依存で見られるような脳の変化をおこすとしている。
このニュースの背景にある研究はラットで行われた実験室でのもので、高脂肪高糖食をふんだんに与えられたラットは脳の報酬関連部位に変化を生じ大食いの習慣が身に付いた。
この研究は脳の複雑な食物応答についての我々の知見を深めるものではあるが、ヒトとラットの報酬の仕組みが精神的・神経学的に異なることなどからヒトにおける肥満や食べ過ぎとどう関係するのかは不明である。これについてはさらなる研究が必要である。
