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L-グルタミン酸ナトリウムに対して-食品添加物Q&A提供(II) 

添加物基準課2010.03.31
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=4&seq=11961&cmd=v
食品医薬品安全庁は食品添加物シリーズ 2弾として「中華料理店症侯群」、「ラーメンの MSG 添加」などで話題になった L-グルタミン酸ナトリウムの情報を 「分かりやすい食品添加物 Q&A 」 形式でホームページに紹介する。
これは最近自然または天然調味料、無保存料使用製品を好む消費者食生活文化がひろがる中で科学的根拠のある情報を消費者に提供することで不必要な心配を払拭し、消費者の選択の権利を保障するためである。
今回記載された L-グルタミン酸ナトリウムについての主要情報は以下のようなものである。
L-グルタミン酸ナトリウムアメリカでは 1977年に一般的に安全な物質(GRAS, Generally Recognized As Safe)として、 日本では 1948年に食品添加物に指定されて使われてきている。 国際専門機関である JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会)でも人体安全基準値である 1日許容摂取量(ADI)を別に決める必要がない NS(Not Specified) 品目に分類されている。
グルタミン酸は乳製品•肉類•魚類•野菜類などタンパク質含有食品に天然に存在し、 食品添加物である L-グルタミン酸ナトリウムと人体内での生理的反応は等しい。
※ 食品中で天然グルタミン酸含量(ppm, mg/kg) : 牛乳 20、母乳 220、豚肉 230、牛肉 330、 サーモン 200、さば 360、トマト 1400、グリンピース 2000
一部の研究で L-グルタミン酸ナトリウムを取ると一時的過敏反応としてむかむかしたり頭痛が発現するという報告があったがそのような結果は国際的に確認されていない。
現行食品等の表示基準では L-グルタミン酸ナトリウムを添加•使用した加工食品の包装紙には 「L-グルタミン酸ナトリウム」と用途である「香味増進剤」を一緒に表示するようになっている。詳しい内容は食品医薬品安全庁ホームページ(www.kfda.go.kr) 食品添加物情報室で確認できる。<添付> 分かりやすい L-グルタミン酸ナトリウムに関する Q&A