食品安全情報blog過去記事

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チョコレートと鬱

Behind the headlines
Chocolate and depression
Tuesday April 27 2010
http://www.nhs.uk/news/2010/04April/Pages/Chocolate-and-depression.aspx
Daily Mailは「ブルーな気持ちになるとチョコレートが食べたくなる」と報道し、一方BBCは「チョコレートが好きな人は鬱になりやすい」と報道した。このニュースはチョコレートの消費量と鬱症状を931人の男女で比較した研究に基づく。鬱スコアの高い人のチョコレート摂取量が月に12個、スコアの低い人は8.4個、鬱でない人は5.4個だった。いずれも抗うつ剤は使用していない。(1個28gのチョコレートが一回分と換算)
Daily MailもBBCもこの結果がチョコレートと鬱が関連する可能性を示すことを強調している。しかしこの実験デザインからチョコレートのせいで鬱になるとか鬱のせいでチョコレートを食べるとか主張することはできない。
(もと論文のイントロに、「チョコレート」と「気分mood」でgoogle検索すると569万件以上ヒットし、その多くがチョコレートで気分が改善するというような主張だった、しかしこれは科学的にしっかりした根拠がない・・とある。)